【インタビュー】二人だからできたこと

今回お話を伺ったのは、大原森林組合での実践型インターンシップに取り組んだ松谷さんと稲田さん。今回のインターンシップで出会ったお二人に「二人だからこそつくれるもの」を追及し取り組んだ活動について伺いました。

今回インタビューした学生

●稲田実由さん(前列左から2番目)
大学:島根大学生物資源科学部3年
出身:愛知県
雲南市の好きなところ:アットホームなところ。否定する人がいなくて話しやすくてあったかい!挑戦している人が多いところ。

●松谷優花さん(前列左から1番目)
大学:島根大学生物資源科学部2年
出身:島根県東出雲
雲南市の好きなところ:あったかいところ。アットホームで、外部の人を受け入れてくれるところ。

主なミッション

受け入れ先:大原森林組合
テーマ  :林業の魅力を次世代に伝えるための広報戦略の提案と採用現場で活用できるチラシの作成
受入期間 :令和5年 8月23日(水)~令和5年9月26日(火)

【募集終了】森を育て未来を創造する。暮らしに寄り添う林業の魅力を次世代に伝える広報戦略プロジェクト!

森を守る林業の魅力を発信し未来を創造する 森を守るためには林業の存在が欠かせません。その魅力を次世代に伝えることで林業従事者が増え、森を守り続ける循環型林業が成…

インパクトを意識し、工夫を凝らしたチラシ制作

ー今回のインターンシップでどのような活動に取り組んだのか教えてください

稲田)林業業界の担い手不足があるように、大原森林組合も担い手不足で悩んでいます。私たちは若者が就職してくれるように、広報活動の一環としてチラシを作りました。そのために、作業や伐採の現場も見せていただきました。

松谷)チラシはA4サイズ。表面はとにかく若者にインパクトを与えるような写真を使い、文字もバーン!と入れてとにかくインパクト重視でした(笑)裏面は、林業について知らない若者が多いと感じたので、若者目線で気になる仕事の内容をまとめました。

ーインパクト!キャッチコピーはどのようなものを考えたのですか?

松谷)「森と一緒に、働きませんか?」というフレーズにしました。語りかけるキャッチフレーズって目につくなというのと、現場で働く人を「モリト」と呼んでいて、「森と」と「モリト」を掛け合わせてみました(笑

ーチラシのこだわりポイントはどこですか?

稲田)黄色を使ったのは、林業のチラシには緑のものが多い中で目立つかなと考えて選びました(笑) 色々なチラシやチラシを見比べたり、視線の動きや色の印象なども学びながら文字や写真のレイアウトにこだわりましたね。

松谷)そうですね。どうしたら目に止まるか、どうすればチラシを手にとってもらえるか、とにかくインパクトを与えられるように工夫しました。あとはチラシからホームページに飛べるようにしてます!

ーチラシを制作している中で、1度大きな壁に当たったと伺いました。

松谷)そうですね、迷宮入りしたんです。チラシを作成して完成に近い状態になったんですけど、社員さんに見てもらうとかなりいろんな意見があって。本当に色はこれでいいのかな?この内容でいいのかな?と悩んでしまってモチベーションが下がってしまいました。

稲田)2人でこだわって作ったんですけど、2人の価値観でしか作ってなくて。社員さんからいただいたコメントが多様で、グラフィックを丸にするかどうかでも、丸でいい!という意見もあれば、丸じゃない方がいい!という意見もあって。どこを修正するか、どう進めたらいいかにも悩みましたね。人によって価値観が違うので、全員に認められることは難しいと気づきました。

ー再びモチベーションをあげることができたのはなぜですか?

松谷)とにかく原点に帰ることを意識しました。「若者」向けのチラシだから若者である自分たちがいいと思うものを作るのもありか!と割り切って考えるようにしました。吹っ切れましたね!

稲田)私も同じ感じです(笑)インターン期間も残り僅かだなとか、ここまでアンケートとかやってきたなとか、振り返ったら自分達ちゃんとできてるじゃん!ってなって、やる気がまた出てきました。

ー今回のインターンシップ期間を通して1番成長したと感じることはなんですか?

松谷)役割分担ができるようになったことですかね。二人で取り組んだからこそ、それぞれの得意分野で役割分担をしながら活動することができました。これ得意そうだな、楽しそうだなということをお願いしていたので、やっぱり仲良くなることが重要ですね!

稲田)私は主体的に行動できるようになりました。自分が動かないと何も進まない!というくらい自由度の高いインターンシップだったので自分たちから行かないと!という想いが強くなりました。自分たちで課題を見つけて、自分たちで考えることができる環境が大きな成長に繋がりましたね。一方で、計画の立て方や日々の振り返りのサポートがあったので、計画性を持つようにもなれました!(笑)

ふたりで補い合い、ひとつのことを成し遂げる

ー今回のインターンシップに参加してみようと思ったきっかけについて教えてください

松谷)小学6年生の時の授業で森に入って仕事をしている人について学びました。当時の私は森に人が入って管理しているということを知らなくて、「え、かっこいい!」私も森や自然に関わる職業につきたいなと思っていました。インターンシップを選ぶ時は森林といえば森林組合だろうということで、将来に向けて視野を広げるためにインターンに参加したいなと。

稲田)私は中学時代の野外学習で木を切り倒している様子をみて、かっこいいなと思って、森にはなんとなく関心がありました。正直、林業そのものへの興味は深く持ってなかったんですが、長期休みに何かやりたいなと思った時に大原森林組合のインターン募集を見て、自分の関心がフラッシュバックしてきて、やってみたいなと直感で参加を決めました。

ー参加してみていかがでしたか?

松谷)もう現場の人めっちゃかっこよくて!でも私にはできるのかな、とも思いましたし、現場で働くだけでなくサポートをする仕事もいいな、違うアプローチの仕方も探してみたいなと選択肢が広がりました。

稲田)今までインターンシップに参加したことがなかったので、やってみて成長できたなというのはもちろん、難しさもすごく感じて。広報活動はもちろんですし、林業って思っていた以上にすごくハードな現場で、だからこそ人材が不足しているという現実を目の当たりにしたんですよね。ただ一方で、重機がかっこいいとか、興味がある人にとってはそういう人に広報したらうまくいくんじゃないかなと思ったんですよね。そもそも重機が好きな人がいるというのを知らなかったので、それは驚きでした!(笑)

ー今回はお二人でインターンシップに取り組まれていたということですが、お互いに一番近くで過ごしてみていかがでしたか?

稲田)松谷さんのすごいところは、文章にするところ。インタビューをまとめたり、最終報告のスライドをまとめたり、結構やってもらっていたし見ていてすごいなと思っていました。

松谷)照れますね(笑)みゆさんは喋る能力があるところがすごいです。私はインタビューの時に質問だけして終わって話が広がらないのですが、みゆさんはさらに掘り下げたり自分の興味があることも聞いてどんどん広げていくんですよね。私もそうなりたいな〜と思っていました。

稲田)二人で活動する上で強みになるのは役割分担だったと思います。私がやるよ!と伝えること、しんどいことは抱え込まずに相手にちゃんと伝えて補い合うこと、二人とも苦手だったら二人で考える方が、楽に楽しくできるかなって思って意識していました。

松谷)活動のタイミングが入れ代わりになることも多く、一人でやることの限界を感じていたからこそ、二人だからこそできるものを作ろうという意識に繋がりました。チラシ作りもインタビューも一人でやることと二人でやることを分けてやってましたね。あとはコミュニケーションをしてお互いの得意不得意をなるべく知ろうと思っていました。

社会の中に飛び込む刺激

ーお二人の今後の活動について教えてください

松谷)これまでやりたいことは考えてきたけど、もうすぐ3年生なのでそろそろ決めていかないといけないなと。自分のやりたいことはこれだ!というものを見つけにいく旅をしようかなと思ってます。今は「木育」に興味があって、島根県西部で取り組まれているという話を聞いたので行ってみたり、自分の研究テーマを決めるために旅に出たり。

稲田)今研究室に入っているんですけどやっている研究も自分で主体的にやらなきゃいけなくて、研究が好きなのもあるのでそれをやっていきたいです。インターンで身についた計画性と主体性を活かしながら取り組んでいます。
あとはイベントの出店にもチャレンジしてみたくて、農家さんで余る野菜などをいただいて料理したものを提供するフードロスの取り組みとか。

ーありがとうございます。最後に、今後インターンに参加する学生へのメッセージをお願いします

松谷)インターンは社会の中に飛び込む!という感じで、社会人の方と接することで違う刺激を得られてとってもいい経験になりました。雲南のインターンシップだと、他の企業でのインターン生も紹介してくれたりするので横の繋がりも縦の繋がりもできて、とにかく人脈が広がるんです。ぜひ皆さんと仲良くなって人脈を広げてみてください!

稲田)自分でできるという他のインターンとの違いがあるので、楽しいよ!というのは言いたいです。あと雲南市にずっと泊まってたんですけど、集まりがあったりして楽しかったんですよね。普段できない経験ができるし、だからこそ自分の経験値が上がったり成長して将来を考えるきっかけになるんじゃないかなと思います。

*本事業は休眠預金を活用して実施しています。