【NEWS】島根大学「中山間地域フィールド演習」の授業運営を行いました。

2022年8月5日から8月10日に、島根県出雲市の伊野地区で行われた島根大学の集中講義「中山間地域フィールド演習」が実施され、弊社が現地コーディネーターや講義プログラムの設計等を担当いたしました。

左から、弊社理事山下、5名の参加大学生、島根大学丸山先生

中山間地域フィールド演習とは、グループ単位での活動を主としたフィールドワークを中心に実施する島根大学の教養育成科目の一つです。当講義では、大学生が地域の方々と交流し、特徴や課題、その解決策の提案・実践を行っていくことで、地域の未来を自ら切り拓くための力を身につけることを目的としています。以前より同県の雲南市で行われてきましたが、今年度はお隣の出雲市で実施され5人の大学生が参加しました。

地元の方のお話を聞く学生

1日目〜4日目は伊野地区のまちづくりに携わる方々からお話を伺ったり、大学生自身も一緒に作業をしながら、地域の現状や課題について理解を深めます。1日の終わりにはフィールドワークを通じて感じとった大学生ならではの視点や価値観から見えてくる「イイトコ」を参加者同士で共有。共有した内容をもとに、最終報告会にて、地域の「イイトコ」を生かした課題の解決方法を提案していきます。

地域のイイトコを付箋に書いている大学生

演習5日目、中山間地域フィールド演習の報告会を伊野地区コミュニティセンターで行いました。報告会は2部構成で開かれ、1部は大学生が感じた伊野地区の「イイトコ」と、それを活かした地域づくりの提案を、2部では発表内容を元に参加学生と地域住民の方々で意見交換を行いました。当日は、フィールドワークの際にお話を伺った地域の方を中心に33名の住民の方にご出席いただきました。

報告会で地域のイイトコを発表中

中山間地域フィールド演習の授業運営は前年度から引き続き担当しているものの、雲南市外でのプログラム設計やコーディネートは弊社としても初の試みで、多くの発見や驚きがあり、とても勉強になりました。

お世話になった伊野地区の皆様、ありがとうございました!