【NEWS】関西学院大学のフィールドワークを幡屋地区(雲南市)にて実施しました。

令和4年9月23日(金)〜25日(日)に、関西学院大学のフィールドワークを実施しました。この授業は「国内フィールドワーク演習」として、滋賀県大津市及び島根県雲南市においてフィールドワークを実施し、学生が地域の取組に積極的に関わることを通じて地域の状況を把握し、地域の課題や資源を発見し、地域課題の解決又は地域活性化に資する活動を行うなど、地域貢献の一翼を担うことを目的として開講されています。今回弊社では、この授業の島根県雲南市でのフィールドワークをコーディネートさせていただきました。

マップの作成計画を立てる様子

今回実施した地域は、雲南市大東町にある幡屋地区です。昭和58年に「幡屋地区健康を守る会」を発足し、これまで地域住民の健康をテーマに地域ぐるみでさまざまな取り組みをされてきました。島根県でも「しまね健康寿命延伸プロジェクト」として減塩・野菜摂取・運動促進をテーマとしたキャッチコピーを掲げており、幡屋地区でも減塩意識の向上を目的に各自治会に塩分測定器を配布するなどの取り組みをされています。

今回、関西学院大学のフィールドワークでは11名の学生が参加し、「しまね健康寿命延伸プロジェクト」の運動促進を目的にしたウォーキングマップの作成や、それ以外にも運動促進に繋がるアイデア提案に取り組みました。運動促進につながる方法を考えるだけでなく、実際に地区散策をして地域住民と交流をするなどしてヒントを探っていました。

フィールドワークから帰ってきた学生の様子

活動報告会では、4種類のマップを披露し、さらには「歩くことを目的にするのではない、気付いていたら歩いていたというような仕掛けとして、お花を植える教室を実施するのはどうか。」といったアイデアの提案や、ウォーキングする動機付けになるようなマップにつける表紙の作成をした班もありました。地域の方からは「マップだけだと思っていたが、柔軟な発想でアイデアも提案いただけたことに驚いている」「実施していくためのヒントが見つかった」といった感想が述べられました。

参加した学生からは、この3日間の滞在した感想として「大学の授業で聞く地域づくりの事例はどの地域でもできるのかと思ったが、実際の地域に行くとその地域だからこそ取り組めることがあるということに気づいた。」「実際に形にしていくためには、予算や時期など考えなければいけないことがたくさんあると気づいた。」などと発表していました。今回、お話を伺わせていただいた地域住民の皆様や応援いただいた皆様、本当にありがとうございました。今回発表されたマップが土台となり、さらに地域全体の運動促進のきっかけになればと思っております。

お世話になった幡屋地区振興会の皆様と集合写真