【募集終了】【地域コーディネーター募集】地域の若者たちの声を活かした久野地区の未来づくりを提案する!

受け入れ先:久野地区振興会(地域自主組織)

今回のプロジェクトでは、久野地区に住む若者たち(20代~40代)の声をヒアリングし、若者たちとともに、次世代が担う久野地区での地域づくりについて考え、アイデアを出していただきます。
久野地区は標高300~400m、久野川に沿った谷あいの久野谷3里といわれる細長い集落で、人口約500人・高齢化率は約45%の地区です。一番近いスーパーやガソリンスタンドまで約12kmあり、公共交通機関は、汽車が2時間に1本、バスは一日に3~4便のみ運行しています。
今回のプロジェクトの受け入れ先である久野地区振興会は、久野交流センターを拠点として地域づくりを行う「地域自主組織(注1)」です。
久野地区振興会は、3年前に地区計画を策定し、生涯学習、地域振興、福祉、総務の各部で、かみくの桃源郷(キャンプ場、お食事処)を中心とした地域振興や、健康長寿の促進および見守り活動を中心とした福祉、防災活動を中心とした総務、子どもから大人まで幅広い年齢層の学習の場を提供する生涯学習などの活動を行っています。
こうした活動の中で不安なことは、これからの久野地区を担う人材不足という課題があります。全国的にみられる少子高齢化もありますが、さらに若い人達が転出するケースが多々あり、残った人員でこれからの久野地区を担わなければなりません。
久野交流センターは地域づくりの拠点と位置付けていますが、久野地区の住民から見ると敷居が高いと思われています。そのため、若者たちがこれからの地区運営に対してどのように考えているのかわからない状況が続いています。久野地区が持続可能な地域であり続けるために、久野地区に住む若者たちが、久野地区での暮らしを楽しみながら、地域活動に関わってほしい。今回のプロジェクトをきっかけに、いずれは地区の未来を担う若者たちの声を拾い、ともに未来を描いていきたいと考えています。
そして今春、旧久野幼稚園を改築し、移転・開設しました久野交流センターを拠点に、ますます多くの人たちが集う、久野地区にしていきたいと考えています。


↑久野地区で大学生がフィールドワークした記念撮影

現状は、元気なおじいちゃん、おばあちゃんが農業を楽しんでいる人が多いです。また、毎年夏に大学生を受け入れ、交流を深めてきました。更に令和2年11月に行いました交流センターまつり「クノフル」というタイトル名も、この夏に受け入れた学生が考えたものです。 


↑クノフルの様子

付言すれば、かみくの桃源郷(キャンプ場)では、県内外の多くの方が利用されており、隣接する清流の館では地産品の野菜を使ったお料理が食べられます。また、地域産品を販売するこぶしの里もあり、自然豊かで、四季を感じながら、のどかで静かな暮らしができる地区です。
その状況下で「久野地区」において「地域自主組織 久野地区振興会」の一員として、ヒアリングなどの活動を行い、若者たちがつながりを作り、地域活動に参加をしやすくなるアイデアだしやきっかけづくりをしてください。
そのためにもまずは、「久野地区」を知り、地区内の人ともたくさんコミュニケーションをとっていってください!一歩を踏み出せば、様々な出会いが待っているはずです。

(注1)「地域自主組織」は、雲南市の旧小学校区単位で構成されており、地域に住む・関わる様々な人、組織、団体を連携し、自らの力で地域の課題解決を行っている組織です。雲南市内に30組織あり、久野地区もそのうちのひとつです。

募集対象大学生
期間2021年2月~3月上旬のうち1か月 ※現地実施を予定。
テーマ企画
業種地域・まちづくり
活動支援金あり(¥30,000)
活動内容【STEP1】久野地区について知る
・交流センタースタッフにヒアリングをする
・久野の町を歩き、久野を知る
・交流センターのイベントへ参加する
・話を聞きたい若い人たちのリストアップ
【STEP2】若い人たちへのヒアリング
・久野地区への理解をさらに深める
・若い人たちとつながりをつくる
・若い人たちへヒアリングを行う
・久野地区の理解を深めるため、視察資料等のバージョンアップ
【STEP3】アイデアだし・発表会
・若い人たちを巻き込むためのアイデアだし
・アイデアの発表会
事前課題・地区計画についてのアンケート内容を読み込んでくること(事前送付)
期待する効果・久野の若者たちが地域活動に対して感じていることをヒアリングし、まとめること
・久野の若者たちのつながりづくりのきっかけを作ること
・久野の若者たちが久野で楽しく暮らしながら、地域活動にも積極的に参加をしやすい状態にするためのアイデアをまとめること
得られる経験・雲南市の地域自主組織の動きを知ること
・まちづくりへの巻き込み方を考え、実践をすること
・少子高齢化の進んだ地域でのまちづくりを経験すること
対象となる方
※いづれかに当てはまる方
・人とのコミュニケーションをとることが好きな人
・人と積極的につながることができ、つながりを大切にできる人
・まちづくりや雲南市の地域自主組織の取り組みに興味感心がある人
・持続可能な地域づくりに興味関心がある人
活動条件【活動期間】2020年2月~3月上旬の間のまとまった1か月間
(開始日・終了日は個別調整)
【活動頻度】週5日程度
【活動時間】10時30分~16時
※交通事情・天候・イベントの内容などで変更あり
【宿泊】雲南市木次町(U.C.C寮※大学生約7名と共同生活)
活動場所久野交流センター(島根県雲南市大東町上久野30-4)
寮から活動地までの交通手段【主な交通手段】
寮 - 木次駅(徒歩約5分)
木次駅 - 下久野駅(汽車約20分)
【積雪など悪天候の場合】
事務局で送迎対応
費用・食費などの出費は自己負担
・寮への入居費用は不要


私たちはこんなチームです!
久野地区振興会のスタッフは、元会社員・元JA職員・元銀行員・元看護師長・ご実家(お寺)・元プログラマー(自称)といった多様な経歴をもった仲間で構成しています。
私たちは社会経験がありますが、地元へのサービスの在り方について手探り状態で、防災、地区の継続やコミュニティ、福祉(高齢者対策と健康・子育て)・歴史の継続について地区の方と話し合いながら進めています。
このたび、新しい交流センターに移転し、心機一転、地元住民の安全安心につながるさらなる活動のために一層励む所存ですのでよろしくお願いします。

久野地区の概要
雲南市大東町久野地区は久野谷3里といわれ、谷あいの細長い集落です。
・総人口532人、高齢化率44.92%
・10自治会(上久野5自治会・下久野5自治会)
・雲南市中心部から車で約30分
・平成25年に久野小学校が閉校
当地区に所在する久野交流センターは、久野地区自主組織(久野地区振興会)の活動拠点であり、地域住民が主体的・自立的に「地域づくり」「生涯学習」「地域福祉」「地域防災」等に幅広く取り組んでいくための施設です。
平成25年に久野小学校が閉校した際に、少子高齢化を危惧し、18歳以上のすべての住民にアンケートを実施し、住民の意見を集約した地区計画「やさしい久野郷づくり 人と人がつながりみんなに愛されるふるさと」を掲げ、これに基づき交流事業、子育て支援事業、福祉事業、防災事業などの幅広い取り組みを進めています。


↑新しい久野交流センターの様子

【新型コロナウイルスに関わる対応策】
現在、インターンシップ実施において「新型コロナウイルス対策マニュアル」を導入し、現地での実習を予定しております。ただし、全国の感染症蔓延状況に応じて、インターンシップの中止をする場合もございますので、お申し込みの際は、その旨をご了承いただいた上でお申し込みをお願いします。
【お申し込み方法】
お申し込みフォーム:https://forms.gle/iFxYbunv4BMuneZy8
期限:令和3年1月15日(金)18時まで
【お問い合わせ】
雲南コミュニティキャンパス事務局(島根県雲南市役所政策企画部内)
TEL:0854−40−1011(担当:武田)
FAX:0854−40−1019
Mail: ucc_is@googlegroups.com