【レポート】島根大学地域人材育成コース生の活動報告会を開催しました!

令和6年度、島根大学地域人材育成コースの一つのプロジェクトとして、4名のコース生を一般社団法人umiにて受け入れました。その活動の締めくくりとしてプロジェクトの報告会を実施しましたので、ぜひご覧ください。

島根大学地域人材育成コースとは

島根大学の地域人材育成コース生専用のプロジェクト(=通称「コープロ」)。コープロとは、学生が、地域の企業や団体と協働して地域の課題解決に取組む「地域密着プロジェクト」です。
地域人材育成コースの学生は、学部学科に所属する一方で、1年生からコープロに参加し、企業・地域の魅力発信や、多様なコミュニティづくりなど、地域に関する基礎的な知識、専門性を活かした地域課題解決をコース生として学習・実践されています。

本年度は16事業所での取り組みの中の一つとして、一般社団法人umiで4名のコース生を受け入れました。コース生は、8月上旬から2月下旬までのプロジェクト期間、雲南市に通いながら、umiに関わる以下の3つの活動に取り組みました。
 ①地域住民と学生の出会いの場の創出
 ②「うみのいえ」のDIY
 ③森・林業の魅力発信

コープロ生活動報告会

令和7年3月19日、コープロ生が期間中に取り組んだ全てのプロジェクトの活動報告会を行いました。報告内容は以下の通りです。

①地域住民と学生の出会いの場の創出

地域住民一からイベントの企画を行いました。地域自主組織のみなさまや雲南市役所へお知らせに伺うなど、広報活動を通して地域の方と交流を深めました。またイベント当日は地域住民・学生が20名程度参加し、地域住民のやってみたいことや学生自身の将来像など多岐にわたる話題に花が咲き、会場が熱気に包まれました。

②「うみのいえ」のDIY

「うみのいえ」は、2025年7月21日OPEN予定のumiが運営する滞在型交流施設です。2024年10月から準備が始まり、それに伴い学生たちが家財道具等の掃除や壁塗りなどに取り組みました。4名のうち3名の学生が建築学科に所属しており、古民家の梁や構造に目を輝かせ、改修後の図面を眺めながら妄想を膨らませている様子でした。壁塗り作業では壁以外の木材や床に塗料が付かないように苦戦しながら取り組んでいました。

③森・林業の魅力発信

この活動は、大原森林組合様と連携し取り組んだ事業で、大原森林組合様の事務所においても報告会を開催させていただきました。

大原森林組合報告会

同日の令和7年3月19日、大原森林組合さんの事務所にてプロジェクト①「大原森林組合で林業の魅力の発信」の活動報告会が開催されました。

企画構成・撮影・編集から、マスコットキャラ作成やアテレコまですべて自分たちの手で作り上げたPR動画をついに大原森林組合の皆さんに披露しました。動画は短編1本と長編2本の構成で、多くの人に興味を持ってもらえるように作成した動画に併せて、InstagramやYoutubeを活用する提案を行いました。
また、プロジェクトを進める上で工夫した点やプロジェクトを通しての学びについての報告も行いました。

受け入れ先となった大原森林組合さんからは「SNS発信の重要性を感じ、今後Instagramの開設などを検討したい。また、学生さんが林業に興味を持ってくれて嬉しい」などのコメントをいただきました。

学生が作成した動画はコチラ

まとめ

今回、活動した島根大学地域人材育成コース生の4名は雲南に来るのが初めてでしたが、その中で、イベント参加などで活動を応援してくださった地域の方々の存在により、充実した活動になりました。
また、学生からは
 「地域の方々と交流を通し、様々な人と関わったこと一つ一つが貴重な経験になった」
 「人と関わったり、自分の意見を言うことへの苦手意識が薄まった」
など、学びの声を聞くことができました。

2025年度も島根大学地域人材育成コース生の受け入れを予定しております。
地域のみなさまとの交流を通し、深い学びができるプログラムを企画検討しております。みなさまのご支援、何卒よろしくお願い申し上げます。