【インタビュー】居場所を学び、居場所を生かす

今回お話を伺ったのは、一般社団法人エンターのインターンシップに取り組んだ学生。子どもたちが安心できる居場所を作りたいという彼女の、インターシップを通して得られた気づきや学びについて伺いました。

今回インタビューした学生

後藤 穂音さん(写真右から2人目)
大学:島根県立大学 2年
出身:大分県
雲南市の好きなところ:人と人のつながりを大切にしているところ

ミッションと受入先紹介

受け入れ先:一般社団法人エンター
テーマ  :子どもたちのデジタルラボ「ピコテラス」を、もっと楽しく夢中になれる場所にするプロデューサー募集!
受入期間 :令和7年2月~3月

【募集終了】2024年度後期U.C.Cまちまるごとインターンシップ

“まちまるごとインターンシップ”は、雲南市主催の雲南コミュニティキャンパス(U.C.C)の一環で実施するプロジェクトです。雲南コミュニティキャンパス(U.C.C)は、日本…

理想の「居場所」はどんな場所か

ーインターンシップに参加したきっかけを教えてください

U.C.CCampのフィールドワークでピコテラスを見学して、面白い「居場所」だなと思ったのがきっかけです。
私は子どものころクラスの雰囲気が悪い時期に、図書館が居場所になっていたことがありました。自分が図書館に救われたので、将来は学校司書になって子どもたちの居場所を図書館に作りたいと思っています。子どもたちの居場所作りを実践されている「ピコテラス」で、どういった居場所がいいか学ぶために応募しました。

VTuber体験会を開催

ーインターンシップではどんなことしましたか

日々の業務で行ったのはピコテラスの運営です。
子どもたちが来る前に室内の掃除やゴミ捨て、タブレットの拭き上げなど受け入れ準備をして、子どもたちが来たらボードゲームやトランプで一緒に遊びました。
3Dプリンターで思ったように作れないって相談してくる子がいたら、一緒に試行錯誤しながら制作に取り組むこともありました。

自分のプロジェクトとしての取り組みでは、「VTuberを体験しよう」っていうイベントを2回開催しました。

ーVTuber体験ですか!すごいですね。どういった経緯でやることにしたんですか?

インターンをするからには、自分が学ぶだけじゃなく受け入れ先にもメリットがないといけないと思い、何かイベントをしようと考えていました。
でもデジタル系に詳しくなくて、ピコテラスで過ごしながらどうしようか悩んでいたときに、たまたま”大学の授業でVTuberを体験をした”という友達のSNS投稿を見たんです。その友達に詳しく聞いたり、自分で調べたりして、子どもたちでも十分挑戦できる難易度だし、自分でキャラクター制作もできるし、これなら楽しめるんじゃないかと。
スタッフの皆さんにも、今までやったことない内容だったのもあり、大賛成していただいて実際にやることが決まりました。

2回開催にして反省を生かす

ー実際やってみてどうでしたか

前に立つ経験の少なさが浮き彫りになりました。あがり症で、人前にたつのが苦手で、ガチガチになってしまいました。でも、子どもたちは本当に楽しんでくれたみたいで、皆さんから「イベントは大成功だったよ!」って言っていただけたので、結果としては良かったかなと思います。

ー一番大変だったのはどんなところでしたか

資料作成が一番大変でした。どうやったら子どもたちに伝わりやすいか、なかなか正解が見つからず悩みました。写真や画像をたくさんのせると文字が少なくなりすぎて説明が不十分になるし、逆に文字が多すぎると子どもたちは読みたくなくなってしまうだろうし。資料制作はかなりこだわった分、わかりやすくてとても良かったと、お褒めの言葉をいただきました。自分の中で自信につながりました。
ただ、資料作成に時間をかけ過ぎてしまい、イベントの予行練習が全然できなかったのが反省点でした。

ーこだわったポイントを教えてください

イベントを全2回開催したことです。1回目は反省点が多くなると予想していたので、1回目の経験を生かせるよう2回目の開催にこだわりました。思った通り1回目は緊張してしまいうまくできなかった点も多かったのですが、その分、2回目は1回目の反省点や指摘いただいた内容をふまえて大きく改善できました。
たとえば「説明と雑談が分かりにくかった」という指摘をいただいたので、子どもたちに「注目!」って声をかけて、説明と雑談の区切りを設けました。
本当は、1回目の前に予行練習をする予定で、それができればもっと全体の完成度も高くなったのでもったいなかったなと思います。次からは準備段階のスケジュール管理をしっかりしたいですね。

ゲームが人と人の垣根を取り除く

ー雲南市で暮らしてみていかがでしたか

フレンドリーな人が多いな、という印象でした。
雲南市で暮らしている間に、いろいろなイベントに参加したのですが、中でも「うんなんGAMES」さんが開催した大人向けゲームイベントがとても楽しかったです。
成人してる人だけで、お酒を飲みながら色々なゲームをしたのですが、ファミコンなのかスーファミなのかわかりませんが、生まれて初めてボンバーマンっていうゲームをしたり、Switchで対戦ゲームもしました。ボロボロに負けたんですけど。笑
元々、ゲームが好きなのと、友達にレトロゲームが好きな子がいて、話をずっと聞いてたので、実際に体験して私もレトロゲームの魅力にはまってしまいそうでした。
普段、初対面の人と話すのはすごく緊張するけど、ゲームとお酒の力ですんなりと仲良くなれて「どうやってこの必殺技出すんすか?」とか話題も事欠かないし、「手加減してください。大人ですよね?」って大盛り上がりしました。

ー不便だったり困ったことはなかったですか?

そうですね、、、電車が少ないことぐらいですかね。
最初は雪が多くてびっくりしました。大変だったけど、地元は雪が降らないので雪遊びを思いっきり楽しめたのもいい思い出です。

インターン先はインターン生の我を通す場所じゃない

ー最後に今後雲南市でインターンシップをしたいと考えている学生に向けてメッセージをお願いします

気負わずに、楽しそうだから行く、子どもたちと関わりたいから行く、というイメージで挑戦してみるのもいいんじゃないかなと思います。
就職活動をしていく中で1、2回はインターンに行くことになると思うので、その予行練習と捉えてもいいかもしれません。
インターンの先輩として伝えるなら、ピコテラスは「自分のやりたいことを通す場所」というより、子どもたちにとってどうあるといいのかを一番に考える場所だということです。
自分中心にならず、子どもたちの目線で考えることを大切にすると、子どもたちとの関わり方や企画の視点も自然と変わってきます。
そのプロセスを通して、相手の立場になって考える力や現場で必要とされている実践的な力を身につけることができるのが、このインターンの一番の学びになると思います!