【レポート】雲南コミュニティキャンパスZemi2025を開催しました!
令和7年7月8日(火)〜10月18日(土)雲南コミュニティキャンパスZemi2025を開催しました!

雲南コミュニティキャンパスZemiとは
これまで胸に秘めていた「やってみたいこと」を始めるために、仲間と探求するチャレンジャーを育成する講座!
Session1:キックオフセッション
第1回の講座Session1は互いの想いを共有するワークショップでスタート!「ミライからイマを考えるワーク」を行い、今・半年後・5年後の自分のありたい姿を描き、共有し互いに理解を深めることで、参加者同士の交流を深めました。自分を知り、他者を知ることで普段あまり深掘りすることのない「自分」にふれることが出来た参加メンバー。自身のチャレンジに向けて解像度も高まったのではないでしょうか。
Session2:プランニングセッション
第2回の講座Session2は取り組みたいテーマやそのために必要なことなどをマイプランシートを作成し共有しました。
マイプランシートには、取り組むテーマとそれに向けてどう行動するか、その取り組みが地域に与える影響や、実現するためにどのような協力者を得るべきかを記載し、その内容を参加者同士で共有しました。他者の取り組み内容を聞くことで気づきを得たことはもちろん、マイプランシートで取り組みたいテーマを言語化することで、取り組みを進めるために考える視点を得ることができたのではないでしょうか。

Session3:フィールドワーク強化合宿 @雲南市
Session3では実際に雲南市に訪れ、チャレンジの最前線にふれながら自身のプロジェクトプランを磨く強化合宿を行いました。
DAY1:
これまでのセッションで作成してきた各自のプランをもとに、フィールドワークでの対話がより深まるよう、現場で確かめたい「問い」をリストアップしました。
その後、舟木木工所を訪れ、伝統工芸である「組木細工」の製作現場を見学。実際に組み立てを体験しながら、その緻密さや、伝統を守り続けること、継承の難しさを体感しました。あわせて、失敗を恐れず挑戦し続ける姿勢の大切さにも触れる機会となりました。



夕方からは大東七夕まつりへ。偶然にも大東七夕まつりの開催日と重なったラッキーな2025年度のzemi合宿メンバーは地元商工会青年部の皆さんに教わりながら、運営スタッフとして関わらせていただきました。祭りや花火を楽しむ中で、地域の行事が生み出す人のつながりや、関わりしろの広さを実感しました。



DAY2:
強化合宿2日目は、DAY1の振り返りからスタート。
当日の会場を提供してくださった雲南市の地域づくりの語り手である佐藤さん(幸福な自治研究所)と、事業を立ち上げられたばかりの平野さん(株式会社うんなん共創エネルギー)をゲストにお迎えしました。
株式会社うんなん共創エネルギーの平野さんからは、雲南市で取り組む事業の説明を受け、収益だけを追うのではなく、地域との関係性を築くことそのものが価値になるという視点に触れました。質疑応答の後には、学生のプラン一つひとつに目を向けたアドバイスがあり、考えを深めるきっかけとなりました。
幸福な自治研究所の佐藤さんからは、行政と民間、それぞれの立場から地域振興の実情についてお話を伺いました。学生のプランも共有し、実践に向けた改善のヒントを得る時間となりました。また、佐藤さんには手料理を振る舞っていただき、昼食の時間も温かな交流の場となりました。


過去から現在、そしてこれからへ。お二人の言葉を通して、地域づくりが積み重なっていく「時間」を立体的に感じる時間となりました。
※当日合宿に参加できなかったZemi生は、後日それぞれ個別で雲南市を訪問し、学びを得るべくフィールドワークを行いました。


Session4:ラーニング・セッション
Session4ではプレゼンテーションやスライド作成、マーケティングの基礎について学びました。
「ペルソナ」を設定し、「なぜ?」を繰り返すことで課題を深掘りすること、デザインの4原則を意識して情報を整理すること、そして論理と感情の両方に届くストーリーの大切さなど、実践的なポイントが共有されました。
各メンバーの想いを汲み取った適切なアドバイスで、より素晴らしいプレゼンになること間違いなしです。
Session5:ブラッシュアップ・セッション
Session5これまでのセッションを通して練り上げてきた、それぞれのプロジェクトをzemi生同士で発表しあい、さらに自身のプレゼンテーションを磨く時間。
それぞれ仲間のZemi生やスタッフからフィードバックやアドバイスをもらい、自分では気づかなかった視点や改善点に出会う場となりました。また、他者のプロジェクトを聞くことで、自身の企画を見つめ直すきっかけにもなったようです。
スペシャルチャレンジ・ユース審査会
いよいよ、今回のZemiのゴールである「スペシャルチャレンジ・ユース審査会」を迎えました。
今回は、1名がスペシャルチャレンジにエントリーし、磨き上げてきたプロジェクトを審査員に向けて発表しました。審査の結果、見事30万円の活動資金を獲得。今後はプロジェクトの実行に向けて取り組みを進め、3月に予定されている報告会での成果発表に臨みます。
また、今回はエントリーを見送ったメンバーも、それぞれのプロジェクトを発表しました。一般観覧者の中には、地域自主組織の職員さんや昨年度のZemi参加者も遠い方は岐阜県から雲南市へ応援に駆けつけ、彼らの発表を暖かく見守りました。
Zemiでの学びを糧に、今後それぞれの場でのチャレンジが広がっていくことを期待しています。




