【インタビュー】雲南市で韓国への関心をきっかけに自分をつかむ
今回お話を伺ったのは、Misfits Japan合同会社のインターンシップに取り組んだお二人。
受け入れ先は、雲南市産米を使った生マッコリの事業を始めたばかりでした。事業立ち上げの未知の挑戦を共にした二人に想いを伺いました。
今回インタビューした学生
(写真一番左)
りほこさん
大学:島根県の大学に通う大学3年生。現在は韓国に留学中。
出身:島根県益田市
雲南市の好きなところ:雲南のみなさん全員が親切なところ
(写真左から二番目)
ゆうすけさん
大学:島根県の大学に通う大学3年生。
出身:広島県
雲南市の好きなところ:自然が多く、人が優しい
ミッションと受入先紹介
受け入れ先:Misfits Japan合同会社
テーマ :【日本で韓国留学?!】日本・島根県産の米で、韓国の伝統酒“生マッコリ”をつくるプロジェクトメンバー募集!
受入期間 :令和6年7月~8月
雲南市で韓国留学?!
ーインターンシップに参加したきっかけを教えてください
ゆうすけ)インターンシップを探していたわけではなく、たまたまSNSで知って、雲南のお米で韓国のお酒を作るっていうのが面白いし、住んでいるところから雲南市が近かったので、とりあえず話を聞いてみようと申し込んだのがきっかけです。
りほこ)韓国に留学しているんですけど、韓国のインタ-ンは短くても3ヶ月からだから参加が難しいし、日本のインターンだと期間が短くても実施時期が8月~9月なので大学の休み期間に合わないし、どうしようと焦っていたら、たまたま私もSNSで見つけて、期間も時期ちょうどよくテーマも興味あったので応募しました。
マッコリの魅力も、雲南市の魅力も発信!
ーインターンシップではどんなことしましたか
りほこ)私たちは、マッコリ作り体験会のための説明用PowerPointを作成したり、事後アンケートを作ったり、実際にマッコリ作り体験会の運営サポートもしました。
他には、韓国のお酒を紹介する「オモナ便り」を配信することになり、韓国のお酒を紹介する文章を作成しました。
ー印象に残っていることを教えてください
りほこ)マッコリ体験会です!
インターンシップが始まってまず自分たちがマッコリ作り体験させていただき、それをふまえて資料作成や、マッコリづくり体験会の運営サポートをしました。
運営していく中で、説明資料だけでは伝わりにくい部分があったら、実演を追加するとか、口頭では伝わらない部分は資料を工夫したり、写真を増やしたり、体験会でのリアクションをみたり、体験後アンケートからのフィードバックもふまえて少しずつ直していきました。
ー体験会はどのくらい開催されたんですか
全部で3、4回実施しました。修正した後にまた体験会をして、やっぱり直してよかったっていう発見もできて嬉しかったし、最後の方はそれなりにできたかな、って思います。
ーゆうすけさんはどうですか
ゆうすけ)マッコリ作りってどんな風にするか全然想像できなかったんで、実際やってみたり、マッコリについて色々教えてもらったりしてすごい面白かったです。
僕の場合は大学の友人が体験会にきてくれて、実際に作ったのを家に持って帰って飲んで、「すごく美味しかった!」って聞いて嬉しかったです。
体験会の後に近くのレストランに行って食事をしたり、温泉に行ったりして帰ったらしいんですけど、「雲南っていいとこなんだね」って言われて、マッコリの魅力だけじゃなくて雲南の魅力も知ってもらえて、あぁなんかいいことをしたんだなって思いました。
ー難しかったことはありましたか
ゆうすけ)やっぱり韓国語でコミュニケーション取ることですね。
今まで、韓国のドラマやYouTubeで韓国語を勉強していて、使うのも韓国旅行した時の食事の注文やホテルでの短いやりとりだけだったので、自分の考えや思ってることを伝えるために長くしゃべるのは本当に難しかったです。インターン後半は聞くことにはまぁまぁ慣れたけど、やっぱり自分の考えを伝えるってのが最後まで難しかったかったですね。
りほこ)私は「オモナ便り」で韓国のお酒を紹介する文章を考えるのが一番難しかったです。いかにわかりやすく魅力的に伝えるか、短い文章で表現するのがとても難しかったです。
雲南市の特別は人のつながりの濃さ
ー雲南市での暮らしはいかがでしたか
ゆうすけ)朝、シェアハウスの近所を走ってた時に、出雲市だったらそんな話しかけられることないんですが、すれ違う方と挨拶があって、毎朝挨拶してたら、だんだん挨拶だけじゃなく話をするようになったりとか、そういうのが普段にはない経験で面白かったです。
りほこ)私も街を歩いてたり、シェアハウスの近所の方とか、挨拶してくれる方が多くてすごくいいなって思いました。
それと、みんな知り合いなのにびっくりしました。雲南の人と一緒に街を歩いてたら、大体誰かが知り合いで、あぁあそこの○○だ、みたいな感じで繋がるんですよね。私、益田市出身なんですけど、益田市もなかなか田舎で雲南市と似たような感じなんですけど、そんな身近に知り合いがすぐいる?!って感じで。益田とは全然違うな、と思いました。
ゆうすけ)自分は、広島県の福山市出身で、福山市も合併してできた市なんですが、あまり合併前のまちのことを話したり聞いたりすることがないのですが、雲南市では、合併前のまちの話をよくきくので、合併してできた市でも違うのがちょっと印象的でしたね。
ー他に、雲南暮らしで印象に残ったことはありますか
ゆうすけ)シェアハウスにumiの別の企画で2泊一緒だった大学生がいたんですけど、なんかすごい意識が高いというか、まちづくりにかける想いが印象的でした。夜もずっと話を聞かせてくれて、こういう人が地域活性というか将来たずさわっていくんだなと思いました。
なにものになるか見つけに行くなら
ー最後に今後雲南市でインターンシップをしたいと考えている学生に向けてメッセージをお願いします
ゆうすけ)特に都会の学生にとっては、普段の暮らしや、大学生活の中ではあまり経験できないようなことを雲南では経験できると思います。それって自分にとって何かプラスになる経験が得られると思うのでおすすめですね。
りほこ)私みたいに、将来どういった企業に就職したいか、とかがなんとなくですら決まっていない人が来るのもいいのかな、って思います。
将来が決まってない人って下手に企業のインターンにいっちゃうと、決められちゃう感じがしていて。雲南市のインターンは自由にできるから、「自分からする」挑戦になるんですよね。その方が将来自分が何したいか、自分の向いてること、向いてないことが何か、がもっと正確につかめるんじゃないかなって思います。