【レポート】雲南コミュニティキャンパスキャンプ2025を開催しました!

令和7年6月21日(土)~22(日)に雲南コミュニティキャンパス(以下、U.C.C)のスタートアップイベント「雲南コミュニティキャンパスCamp2025」を開催しました!
今回のイベントには県内外から計16名の大学生と1名の高校生にご参加いただきました。

雲南コミュニティキャンパス(U.C.C)とは

U.C.Cでは、日本の25年先をいく課題解決先進地である雲南市を学びのキャンパスに、大学生が地域の課題や魅力に触れ、自分なりの挑戦を形にしていくことを通じて未来の担い手になっていくことを目指しています。課題解決先進地"雲南"をみて・きいて・感じ・学ぶ体験と交流を通し、今年「やってみたい!」と思える本気のチャレンジの第一歩を踏み出すためのプログラムです。

DAY1_AM:仲間と雲南市を知る

今回の合宿は雲南市役所からスタート。自己紹介、気持ちをほぐすアイスブレイクの後は、雲南市や、雲南市のチャレンジに対する取り組みについて学びました。参加学生は幅広い世代のチャレンジがなぜ雲南市で生まれ、広がっていったのか、積極的に質疑を行い学びを深めていきました。
その後は自分自身と向き合うワークを行いました。自分がどんなことに興味があるのか、ワークを通して自分自身を掘り下げ、仲間と共有し合い、さらに自分自身を深めていきました。

DAY1_PM:興味を深め、チャレンジの最前線へ!

昼食の後、学生は再びワークをし、雲南市各地へフィールドワークに向かいました。

三刀屋/木次コース:株式会社CommunityCare、認定NPO法人カタリバ

株式会社CommunityCareでは、会社所有のコミュニティスペース「ほほ笑み」にて主事業の訪問看護のお話と、地域包括ケアの一環で取り組んでおられる中高生向けの放課後開放事業について伺った後に、持続可能な放課後開放に向けた課題解決ワークショップを行いました。学生からは活発なアイデアが多く飛び出し、新たな視点やヒントを得られた時間になったようです。
そのあとは、木次町の雲南市教育センター(おんせんキャンパス)に伺いました。廃校を利用して不登校の子ども達の居場所を支援する中での、子ども達に対する思いや関わり方に学生たちは深く興味を惹かれていました。

加茂/木次コース:片寄佑人さん、三瓶裕美さん

まずは、Uターン移住し今年度より加茂町でアスパラガス農家を始められた片寄佑人さんに農業の魅力や面白さ、農業のもつ可能性について伺いました。植えたてのアスパラを見学した後に、学生2名がトラクターの試乗の貴重な体験もさせていただきました。
その後は、島根県の地域おこし協力隊のサポートやカフェの経営など多業種で活躍されている三瓶裕美さんにお話を伺いました。存続の危機に瀕していた雲南市の伝統文化である桜の塩漬けを事業継承すると決めた想いや、クラウドファンディングに挑戦した話を、実際に塩漬けされた桜を整える作業を体験しながら伺い、三瓶さんの働き方や生き方について感銘をを受けていたようです。

木次/大東コース:たすき株式会社、出雲SPICE.LAB

たすき株式会社では、空き家を改装して作られた「まちのワーキングスペース オトナリ」と木次屈指の町屋であり現在改装計画が進められている和田邸の見学を行いました。空き家再生の実際の姿と、これからの壮大な計画と広がる可能性に学生は興味深々でした。
その後は、大東の出雲SPICE.LABに伺い、スパイスを使い地域を巻き込んだ事業展開やそのための施策についてのお話をいただきました。特に目標を達成するための考え方は、学生も関心を持って聞いていました。

DAY1_NIGHT:雲南大縁会

夜は合宿恒例、雲南市のチャレンジャーと語り合う「雲南大縁会」を開催しました!
地域の方々に作っていただいたお食事は、地元の食材をふんだんに使った手の込んだお料理が食べきれないほどならび、学生もゲストもスタッフも大満足でした。お招きした7名のゲストとご馳走をいただきながら、夜が更けるまでゲストのチャレンジの話を聞いたり、学生が自身の想いについて語ったり、どのテーブルでも時間いっぱい熱い会話が飛び交っていました。

DAY2_AM:アクションプランの作成

2日目はいよいよアクションプランの作成です。
1日目で得た学びや気づきを生かし、自身の「やりたいこと」をアクションプランとして形作りプレゼンテーションを行います。学生たちは一人集中して構想を練り悩んだり、仲間に相談したり、スタッフに相談したり、それぞれ思い思いにプレゼンテーションを作り上げていきました。

DAY2_PM:アクションプラン宣言

午後は合宿の集大成、アクションプラン大発表会です。
2グループにわかれ円になり一人ずつアクションプランを発表していきます。2日間の学びやそれぞれの個性が練りこまれたアクションプランはどの学生も素晴らしい出来栄えでした。コメントをお願いした石飛市長、鳥谷課長には学生一人一人に時には厳しく、時には優しく、愛のこもった応援コメントをいただき、学生の心に深く刺さったことでしょう。2日間を通し、真摯に学びを深めていく姿にスタッフも感涙でした。

参加した学生からは

「この2日間を通して、雲南市の魅力を肌で感じることができたとともに、自分自身と向き合う中で、やりたいことを具体的に持つことができて良かったです!」
「自分が自分に対して抱いていたモヤモヤした部分と向き合えて、ちょっと頑張ってみようと思えたことが1番の収穫でした!」

などなど、熱いコメントをたくさんいただきました!
雲南コミュニティキャンパスはこれからも全国の学生とともに、雲南市を盛り上げていきます。ぜひumiの最新情報をチェックしてください!