【インタビュー】挑戦し続ける姿に自然と自分の姿勢も変わる

今回お話を伺ったのは、株式会社スチームシップでインターンシップに取り組んだ大学生。
ふるさと納税に関わる事業を通して地域に触れたユウナさんがインターシップを通して得られた気づきや学びについて伺いました。

今回インタビューした学生

今回インタビューした学生

(写真右)
ユウナさん
大学:徳島県の大学に通う2年生
出身:兵庫県
雲南市の好きなところ:優しくてあたたかく見守ってくれる人が多いことや、おいしい食べ物がたくさんあり、きれいな星が見えるなどの豊かな自然があるところ!雲南が私にとっての第2のふるさとです!!

ミッションと受入先紹介

受け入れ先:株式会社スチームシップ
テーマ  :地域に眠る『宝』を探し出し、磨き上げ、世の中へと届ける。「地域の宝探しカンパニー」で、”地域のアツさ”体感しませんか?
受入期間 :令和6年8月~9月

【募集終了】2024年度前期U.C.Cまちまるごとインターンシップ

“まちまるごとインターンシップ”は、雲南市主催の雲南コミュニティキャンパス(U.C.C)の一環で実施するプロジェクトです。雲南コミュニティキャンパス(U.C.C)は、日本…

地域の多くの事業者にふれる

ーインターンシップに参加したきっかけを教えてください

春休みに、地域の魅力を発見する島根県外のイベントに参加しました。わずか3日間でしたがすごく楽しかったので、夏休みには長期間地域にどっぷり浸る体験をしようと思ったのがきっかけです。
ふるさと納税支援事業に取り組むスチームシップさんを選んだのは、大学でふるさと納税に関した取り組みの経験を活かしたかったからです。また、ふるさと納税支援事業を通して地域の魅力も知れると思いました。あとは、せっかく参加するなら縁を広げたいと思っていたので、他の受け入れ先で活動しているインターンシップ生と交流ができるのも魅力的でした。

ーインターンシップではどんなことしましたか

主に、ふるさと納税の返礼品を掲載しているWebサイトの改善です。
まず、返礼品を出しておられる事業者を訪問して、困りごとがないか確認したり、新たな返礼品の提案をしたりします。必要に応じて、既存の返礼品の紹介文や写真の修正も提案します。次に訪問の際にお伺いした内容をふまえ、タイトルや紹介文の修正をします。デザイナーさんに掲載する画像の作成を依頼した場合、画像の内容やサイズの確認を行います。最後に、画像や変更した文言が正しくWebサイトに反映されてるのか確認をして完了です。

訪問した事業者は、雲南市と松江市合わせて11箇所です。雲南市では、竹翆窯さん、つちのと舎さんなど5社へ訪問しました。
また、必ずしも自分が訪問した事業者の文章だけを直すわけではなく、他の方が訪問された事業者の紹介文を直すこともあったので、本当に多くの事業者さんについて知ることができました。

業種・業界が多岐にわたるんですね。

はい。知らない業界ばかりだし、業種や業態も全然わからないので大変でした。ホームページを見て情報収集をするのですが、ホームページもSNSもない業者さんもおられて、情報をどうやって収集しようかと途方に暮れることもありました。スチームシップの社員さんはほとんどが島根県出身の方なので、みなさんに教えていただいたり、地域のコミュニティサイトやイベントの特集記事、ネットニュースなど出てないか調べたりもしました。

準備を丁寧にすることで生み出す効果

ーインターンシップで印象に残っていることを教えてください

1番最初に事業者訪問に行った時は、直前にちょこっと調べただけで、事前調べがほとんど出来ていないままでした。そのため訪問先に対してどういう質問をしたらいいか思い浮かばないし、どんな商品があるのかも訪問して初めて知るような、散々な状態でした。
事前に事業者についてしっかり調べるようにアドバイスも受けて、次からは事前に調べることを徹底しようと決意しました。その後、訪問した姫ラボさんでは、担当の方とお話しする際に、「すごく配送が丁寧で、毎回手書きの手紙を添えられている」という事前に調べた口コミの話をしたんです。担当の方はすごく喜んでくださり、実際に書いてる手紙を見せてくださったり、絵柄のこだわりや、スタッフで手掘りしたハンコを押していることなど、思いがけず多くの情報を得ることができました。
自分が調べたことがきっかけで、どんどん話が広がり、作り手さんのこだわりについて深く知ることができました。事業者さんも「そこまで調べてくれてありがとう」って喜んでくださるし、事前に調べることが生み出す想像以上の効果にびっくりしました。

挑戦する姿が自分を鼓舞してくれた

ーインターンシップを通して、成長したな、と思うところを教えてください

文章力の向上、伝える力は向上したかな、と思います。
想いを言語化してまとめるのがすごく苦手だったんですけど、返礼品の紹介文は1000文字以内でまとめないといけないので始めはかなり苦戦しました。寄付者さんが魅力的に感じるポイントをいくつか書き出して、限られた文字数内にまとめるという作業を繰り返していくうちに、伝わりやすい文章になった感じがします。
あとは、もっと前向きに挑戦してみようって思えるようになりました。
雲南市で関わった多くが、いろんなことに挑戦されていているんですよね。そういう姿を見ていて応援したくなったし、自分も頑張ろうと思えるようになりました。徳島に帰ってから挑戦し続ける姿勢を大切にしていきたいです。

何気ない会話を通して地域に漬かる

ー雲南市での暮らしはいかがでしたか

雲南市に来たら地域の住民の方と関わる機会が多くてびっくりしました。朝、家を出て仕事に行く時に、近所のおばあちゃんと挨拶したり、「インターンシップどう?」って話しかけてくださったりとか。徳島での生活は、周りが学生マンションだらけで会う人も学生だし、隣人と会うこともないので、地域の人と関われるところがすごく良かったです。「インターンシップ生が来てよかった」とか「若い力がこうやって戻ってきたのが嬉しい」と言ってくださったり、普通の日常会話で「台風くるけど大丈夫?」といった何気ない会話を通して地域の方と関われるような生活が出来たのが、予想していなくてびっくりしたし、とても良かったです。

ーインターンシップ生との共同生活はいかがでしたか

すごく楽しかったです!みんな出身地が違うので、考え方や文化の違いを共有するととても盛り上がって楽しかったです。みんなと、また雲南市に戻ってこようねって話をしたり、活動が終わった今も時々近況を喋れるのもとても嬉しいです。

挑戦できる環境が整ったまち

ー最後に、これから雲南市でインターンシップをしたいと考えている学生に向けてメッセージをお願いします

雲南市で出会った人たちは行動的でチャレンジ精神に溢れている方ばかりなので、やりたいことに迷っていたら、こういうことやってみたらいいんじゃない、ってアドバイスをしてくれます。雲南市の取り組み自体も挑戦を応援する制度が整っていて、挑戦する人たちの繋がりも濃厚です。
人の縁や温かさ、優しさを感じられるまちで、私は来て良かったとすごく思えたし、また来たいと思っています。滝や迷路など遊べる場所もあるし、美味しいご飯もあるのでみんなも来て欲しいです。